部屋へ戻る途中に、なんとなく不安げなマオが待ち構えていた。
なにを言いたいのかは、大体わかっていたけれど、尋ねる。
「どうした?」
「・・・ヴェイグ、なにかあったの?」
前に会ったときと違う。
・・・結構鋭いな、おまえ。
溜息をついたユーリはマオを頭をぐしゃぐしゃと乱して、再び歩きだした。
「ユーリ!」
「本人に聞いてみな」
答えてはくれないだろうけれど。
(気づいた子どもが一人)
本編に入れたかったけど入れる隙が見当たらなかったもの
短すぎて文章一つとして扱うのもどうかと思ったけどせっかく書いたので
マオはちゃんといろいろわかる子だと思うのです
120716